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～娘の想いで Ⅱ ～
2023/4/20
今年３月２４日（土）、長女が死んでから10年になりますので、
家族みんな集まって法事をしました。
その後、回転すし屋で食事をして、
枚方の奥にある娘の墓にまいってきました。
乳癌になって気が付くのが遅かった原因は、
その一年くらい前に少しおかしいと本人が思って、
国立病院に検査に行ったそうです。
その時は乳癌が発見されなくて、
若いからどんどん早く進行して
気が付いた時にはすでにステージ４になっていたそうです。
私たち夫婦も何も知らされていなくて、
急に手術をすることになり
病院に行って初めて詳しく知りました。
手術に誰か身内の者が立ち会わなければならないのですが、
皆、怖がって手術室に入らなくて、私だけが立ち合いました。
私が見たのは、もうリンパ線に転移していて、真っ黒になっていました。
しかし、その前の２日に次男の中学校の卒業式があったので
病院の許可をもらって、車いすに乗って参列し、
次男の卒業生代表としてあいさつをしているのを見て、涙を流していました。
お通夜、葬式の日には、
本当にたくさんの30～50才くらいの女性が参列されていてびっくりしました。
本当に、あまり欠点がない子供でしたが、
どちらかと云うと時間に非常にルーズでした。
賢明女学院時代の友達とたまに神戸に集まって遊んでいた様ですが、
みんな神戸に集まっているのに、
本人はまだ姫路の家に居る様なことが良くありました。
私も、たまに夕食でも奢ってやろうと思って
大阪の天満橋で仕事が終わってから待ち合わせをしても、
いつも３０分くらい遅れてきました。
あの当時は今みたいに、携帯もありませんでしたので、
先に帰ってしまったこともありました。
幸い、孫２人（男子）２８才・２６才、
母親が若くして死んだけど２人とも大学を卒業し、
弟は大学院の修士まで行って、大企業勤務の社会人となり今のところ順調ですが、
まだ２人とも独身ですのでほんとうに、結婚式が見たかったを思います。
今でも、家族でどこかに旅行する時は写真を持っています。
もっともっと書きたいと思いますが、
これ以上書くとだんだん悲しくなり、涙が出てきますので、
これで終わりにします。
