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ものづくり補助金採択への道のり
2022/11/30
・まずは相談相手を見つける
取引金融機関である、商工中金さんの当社ご担当者様へ相談をしてみました。
最近、資本性ローンの取組経験があり、その際に密なやり取りを
させて頂いたことがあり、何となく相談しやすかったのです。
採択事例と申請書類のフォーマットを頂けましたので、
先ずは採択事例をお手本に自分なりに作成してみました。
更に、兵庫県中小企業団体中央会の「しっかいや中央会」を
紹介下さり、コーディネーターの先生が身近なパートナーとして
色々なアドバイスを下さいました。
採択への道を開いた大きなポイントでした。
・SDGs宣言を実施
どの会社もSDGsは既に当たり前に取り組んでいることが多く、
意識していないだけと思います。
ガイドラインと照らし合わせて思いを巡らせてみると、
あれもこれもSDGsに繋がっていました。
社内でも「SDGs」を意識し深められる、良いきっかけになりました。
・ローカルベンチマークを作る、業界データを収集する
自社分析、業界分析は計画を作成する上で裏付け根拠として欠かせませんし、
ストーリーも作れませんが、面倒で時間を要する作業です。
しかし一旦没頭し始めると、色々な情報が欲しくなってきます。
作成したローカルベンチマークを見られた、中央会の先生が、
「かなり攻めましたね」と。かなり詳細まで作り込みました。
市場情報として自身が重宝したのは「JOGMEC」が公開している
マテリアルフローやニュース記事。
磁石製造の根幹をなす金属資源の情報が多く、理解しやすいです。
業界経験の浅い自分にとっては頼もしいツールとなりました。
・パートナーシップ構築宣言
ものづくり補助金の加点要素です。当然、法令順守、コンプライアンスに
従順な当社にとっては何の妨げもありませんでした。
・経営革新計画
ものづくり補助金事業と同じ事業ですし、記載する内容もほぼ同じですので、
整合性を保つためにも、並行進行をしました。
事業計画においては、今のトレンドをしっかり組み込むことを中央会の先生より
アドバイスをされました。
ここでSDGs宣言が活躍します。さらに、DXやAIもしっかりアピールし、
出来上がった申請書は渾身の出来と自画自賛しています。
県のご担当者もとても親切で、親身になって対応して下さりました。
経営革新計画認定には、面談があります。数日前からずっと緊張していました。
冒頭10分の説明が上手くできる姿がどうしてもイメージできず、
原稿を作って、練習して本番に臨みました。本当に多くの人たちに助けて頂きました。
自分はこれまで製造業に携わったことがないので、
得られた知識は何もかもが新鮮でした。
怒涛の5カ月でしたが、この事業が無事完了し、
この事業の本旨である「生産性の向上」、「現場の皆さんの給料アップ」が
実現すればそれが何より嬉しく思います。