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地磁気の逆転 その2
2019/12/18
みなさん、こんにちは
前回は、地磁気の逆転について書きましたが
その続きとして、どうして地球が磁石になっているかを御話します。
(前回の記事)
地磁気の逆転
我々の地球の中心には、下の図のように
一番外は岩で出来た薄い皮になっています。
その内側は、鉄などの金属がドロドロに溶けた
外部マントルと云われる層があり、
その内側は内部マントルと云われる硬い層があります。
この、ドロドロになった上部マントルが
地球の自転・公転になって動くことにより、電流が発生し
この電流により、地球の磁場が生まれると考えられています。
(フレミングの左手の法則といいます)
この時の磁力は、約0.52ガウス(5.2mT)くらいです。
火星、月などはドロドロになったマントルがありませんので、磁場はありません。
地球は現在、N極が南極・S極が北極ですが
前回に説明した様に、地球の磁場は7~8°傾いていますし
そのうち、約50万年後くらいに逆転すると考えられています。