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磁気ばんそうこう用 フェライト磁石の歴史 ①
2022/2/28
網嶋です
今回は、磁気ばんそうこう(磁気バン)のお話です。
今から約50年前、ばんそうこうに小さい鋼球を貼り付けて
肩こりや腰痛を和らげる、ばんそうこう(プラスター)が発売されました。
それに似て、鋼球の替わりに
小さい磁石を付けたら、体に良いのではないかと考える人がいて
ばんそうこうで「身体に直接つける磁石」は無いかと、ある医療器会社から相談を受けました。
その時、ある大手メーカーから既にサンプルが出ていたのですが
問題は、磁石を直接肌につけると…
①肌に黒い粉がつく
②磁石の表面がざらざらして、気持ち悪い
③磁石の角が当たって痛い
などの問題があました。
まず③の問題については、先にφ5.0x2.5ぐらいの磁石を作りますが
どうしても磁石の密度の関係で、磁石の中心が凹んでしまい
この時の角部分が肌に触れて痛いので、はじめから凹む量だけ凸にしておいたら良いと
碁石型にすればいいと考えた所、今度は中心を脹らませすぎてしまいましたが
かえって、指圧効果があると判明して、↓画像の形状になりました。
↓指圧効果があると判明した形状
次に①、②の問題ですが、これは次回ブログで説明します。